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整地ほぼ完了
2008年11月21日

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竹の根っこどもとの格闘の末、やっと地面が平らになりました。写真ではわからないですが、相当凸凹だったんで手間取りました。やっぱり機械はすごいです。人力とはわけが違います。一日中無心に何かに打ち込むという作業がしばらく無かったもので、夕方にはアドレナリンが分泌されていました。明日、スタジオの面子と一緒にこのテントを移動します。

新スタジオは、3,4人で使えるサイズを考えていますんで、かなり大きなものになるでしょう。近所にジョイフル本田があるんで、単管やコンパネの値段を見に行きましたが、2年前とそれほど変わってなかったです。2月中旬からスタジオを新規使用希望者の方、随時見学OKですよ。いいですねえ、僕も使いたいです。

整地
2008年11月19日

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村山のジャングル開拓中。元は竹藪だったので、根が到る所に張っています。ぜんぜん平らになりません。草もすごいです。8年前に伐った竹がまだ山のように積んであるので、そいつをドラム缶の中で燃やしながら減らしていきます。竹の根張り出し防止壁を作るために穴を掘っていると、カブトムシの幼虫がわんさか出てきます。もう一週間前にパリにいたことは忘れてしまいました。

新スタジオ
2008年11月17日

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連夜の飲んだくれ生活に終止符を打ち、今朝は二日酔いもなく起床。朝7時からスタジオ入りする気合の入れようです。というのは、この写真で見るとおり新スタジオ建設は、整地すら終わっていないのです。2月中旬には完成させたいと思っているのですが、かなり厳しいスケジュールとなっている。1月にはマキイマサルファインアーツで個展もあるし、どうなってしまうのかー。いつものことですが、自分がいやになります。

新スタジオ建設にこれからの活動の命運がかかっていますので、泣いている場合ではない。それにしても、もう冬なのにめちゃくちゃ蚊にさされたのはどういうことだ?明日の朝、大森さんにユンボをお借りして、この草むらを平らにします。今度はダンプを壁にぶつけないように注意。誰か一緒にやらない?土木って結構楽しいんだよ。泥だらけにもならず額に汗もせずに、それで人生を語れると思ったら大きな間違いですよ。

次の日記できっとユンボに乗った赤いニッカポッカの人が現れるでしょう。

赤いニッカ
2008年11月15日

帰国してからというもの、毎晩人に会い、飲み歩いている久保田です。昨日は横浜で来年の展示の打ち合わせをした後、中野さん堀江さんと居酒屋へ行き芋焼酎をかなり呑み、立川に着いた頃モノレールの終電がなくなっていました。今夜は、立川にあらかじめチャリを置いておく技を使うこととします。今日はがんばってウーロン茶をのむように努力。

今日の昼は、久保田組スタジオ新規増設工事をスタートさせました。でも、久しぶりの土木工事はぜんぜんやる気が湧いてきません。これは作業着のせいだという事で、店に行きやる気を出すために、真っ赤なニッカボッカーを買いました。店のおばさんが、店頭に置きすぎて色褪せたやつを1000円に値下げしてくれた。おばさんが勧めるとおりにいろいろ買ってしまいました。疲れからか頭がボケ気味です。

やっぱり、赤い作業着は気合いが入ります(はじめだけ)。スタジオ裏の藪地帯に入り、整地の準備です。一番嫌になる作業です。なぜかまだ蚊がいて刺されました。ブルーハーツのCDがあったので、かけてみましたが「お金が無けりゃー 嫌なことでもやらなきゃならねー」という歌詞が納得です。

今夜はこれから、渋谷の居酒屋 ニュー信州にて、スザンネとか飯島に会います。ウーロン茶を心がけたいと思います。

創造エンジン
2008年11月12日

帰ってきたぜー。そして、飲んでいる。
今日は、義理と人情とやせ我慢の人、大森壮一郎の家で昼から日本酒を2人で一升あけました。
昨晩は、山田ゆうきと入れ墨OKの銭湯へ行った後、宿をお借りしている東大和 NPO 創造エンジン オフィス(地球工藝社)にて越の寒梅をごくごくとヤクルトのように飲みました。しあわせとはこういう事をいうのです。まだボク若いです。明日ウコンを買います。

いつも思いますが、俺は人に恵まれていると感じた。暖かいなあ。

それにしても、何を食ってもウメえぞ日本は。たぶん、これからデブになるでしょう。
スタジオ建設作業があるから、食って飲んで労働 の健康サイクルでがんばります。
時差ぼけは皆無。明るくなったら起き、暗くなったら飲んで寝る。すばらしー。

明日 国分寺ルーフ デビューの予定。

I will come back to Japan soon.
2008年11月08日

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I met Bunpei's family in Cite des Art last night.
I also lived there 4 years ago and tatooed.
This weekend I go to Nancy where is easten city in France.

Paris
2008年11月03日

I'm enjoying nice food and wine every night.It's excellent!
It's nice weather and not so cold.I went to Petit Palais to see dessins of KUROSAWA yesterday.

Mr New Shinsyu

Bonjour
2008年10月31日

I'm in Paris.Tonight I will see Bunpei and Jim.

目覚め
2008年10月25日

こんにちは。住所不定、無職、自称芸術家、来週ドイツ滞在ビザが切れる久保田です。
たった一ヶ月滞在を延期しただけで、帰国のチケットを文化庁からもらえなくなりました。
PCの調子が悪く、写真の無い日記が続くでしょう。

でも、ぜんぜん元気にしていて最近は今まで興味が全くなかった料理に挑戦しています。かなり楽しい。
こんなに面白い事が、すぐ近くにあったとは。ベルリンでは食材が安いし、ユーロ安なのでついつい沢山かってしまう。このまま1ユーロ 100円くらいになってくれると、本当にありがたい。

この間、友達の家で久しぶりに美術手帳というモノを見たが、若手日本人作家って(オレもそうだけど)やっぱり軽くて薄くて、白っぽいものを作っているんだね。コンドーム軍団と呼ぶ事にします。コンドームをつけたチンポでは、摩擦が少なくて物足りないでしょう。来月から少し帰りますが、久しぶりに帰るとショックでかいんだろうな。テレビとか見てもわからないだろうし。パリ経由で帰るよ。オレもゴムでもハメようかな。

秋のベルリン
2008年10月19日

ベルリンに帰って来てから数日が経ちますが、ここは結構快適です。ユーロが下がったし、アイルランド帰りなので、全てが激安に思えます。スーパーで買うものが半額か3割引です。ビールもタバコもすげえ安い。今更ながらびっくりしている。アイルランドも良かったけれど、やはりモノの値段が違いすぎる。しばらくはこのギャップを楽しめますが、買い過ぎに注意です。昨晩は、来月とうとう本帰国してしまう松崎氏とバーでビールを飲みまくり、今後の展開について話し合いました。じわじわと何かを進めます。やります。

おれは秋という季節が四季の中で一番好きだ。なにか空が一番大きく感じられる季節で。広々としたベルリンをチャリンコで激走するのは気持ちが良いです。道が広いです。坂が無いです。この陽気もしばらくしたら冬へと近づいていってしまうのだろうが、それもまた良し。しばらくこのゆっくりした時間を楽しもう。孤高にそそり立つベルリンテレビ塔が白みがかった空と同じ色になっています。

オヤジからのメールでは、実家の長野は既に相当寒いそうな。帰国してスタジオ建設を手がける頃は、東京ももう真冬。久しぶりの屋外での肉体労働は、かなりシビレると思うが、ヨーロッパ生活で弛緩した精神を鍛え上げるには丁度いい。気合いを入れなおそうと思う。昼間労働、夜居酒屋。それだよ、それを待っていたんだよ。居酒屋無しでは語れません人生は。悪いお友達に捕まらない様に注意です。国分寺Roofは居酒屋ではないですが、夜な夜なある男が訪れる日が近いです。

募集
2008年10月15日

来年の6月頃、アイルランドにまた行きます。コークのミック&アイリーンのアトリエ建設をちょっと手伝う為です。誰か若い土木系(そうじゃなくてもいいよ)アーティストの方、僕と一緒に行きませんか?
タダでしばらく泊めてくれるし、美味いメシが食えるよ。旅費は自腹。

こういう機会を利用して、何かきっかけをつかむべきだと思うんですが、やる気ある人いないですか?
アーティストである事が条件だよ。日本人通の人達だし、ゼロから始めるよりはぜんぜんいいぜ。待ってても何も起きないです。いろいろ学べると思うんだがなあ。

とにかく興味ある方、メール下さい。

さらばコーク
2008年10月14日

今日ここを出る。とうとうそんな日が来てしまった。なんだかんだ言っても、その日は必ずやってくる。
昨日は、ミック&アイリーン家にチャイニーズショップで見つけた電気火鍋をプレゼントし、それを囲んで夕飯を食べた。気に入ってくれたようで、かなり喜んでいた。今度来る時までに、おそらくアイリッシュ火鍋レシピが出来上がっているだろう。先人、遠藤さん以来この家には日本人が残して行った調理器が増えていっている。

食事後、暖炉を囲んで話をした。うまいことはぜんぜん言えなかったが、この家で生活したおかげで、オレは変わったという事を伝えた。確かに変わった。モノの質について考える様になった。それは彼らと食生活を共にしたにが大きな要因で、毎週サタデーマーケットでは、新鮮な食材を手に入れた。魚屋では、魚をさばいている人と話をしながら選ぶ。八百屋やパン屋では、作った本人の顔を見て買うわけだから、間違いが無い。美味さがちがう。昨日古本屋に行って料理の本を買ったので、ベルリンに帰ったら作ってみようと思う。

今朝はいつもの朝と一緒で、霧雨が降っている。6ヶ月があっという間に過ぎ去ったが、知らないうちに自分が変わって行くのに驚く。「環境が人を変える」十年前に思った言葉だが、やはりそれに間違いは無かったようだ。これからも変わって行くのだろう。人生に立ち向かいながらも、日々の生活を楽しむ事がそれに潤いを与える。これを知る事が出来たのは、大きな糧だ。ゴージャス という言葉は決して豪華絢爛という意味では無かった。質素でも豊かなくらしをしていれば、それは ゴージャス なんだ。生活が苦しくなってもその事を忘れない様にしたいが、この性格では必ず忘れる。忘れたら、またここへ戻って来ようと思う。

Fordのマーク注目
2008年10月13日

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昨日の写真、一部の方々から デブ、暑苦しい、褌にこの帽子は意味がわからん、変態っぽいと御指摘を受けましたので、誤解を解いていただく為に拡大写真です。ディーゼルタンクについたマークと、帽子に注目。あたかもFordの
サポートを受けているかの様な雰囲気を醸し出したかったのですが、みごとに失敗の模様。帽子はマーケットで
偶然見つけ、嬉しくてかぶってしまいました。5ユーロです。

ヘンリーフォードの父ちゃん、コーク郊外で生まれたんだよ。今アメリカのビッグ3ヤバいらしいですね。
僕はとにかくユーロが下がっただけで嬉しいです。

Fordトランジッド最終日 ダイジェスト 7
2008年10月11日

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Ford、いままでその会社と車について考えた事はほとんど無かった。コークにナショナルスカルプチャーファクトリーがあって、知り合いのミックとアイリーンがいた。それだけの情報とツテでここへやって来た。偶然にも港でアートフェスティバルがあると聞き、会場がFordの工場だったことを知る。不思議なつながりが見えて来る。何か見えない力が作用して、後ろから押されているような気持ちになる。これからも、ここコークには時折やってくるだろう。ケルト人とそれ以前の何人がわからない人と御柱のアミニズムの関係も、これから調べてみたいしな。これからはやっぱキリストとか仏陀、イスラムより、ルールというものがほとんど存在しない自然崇拝が流行るでしょう。実はこれが無ければ、世界は廻って行きません。

この二年間、奨学金を立て続けに貰う事が出来たんで、車を二年連続で廻す偉業を達成出来たが、これからは資金面での苦労が始まるだろう。なんだかんだ言っても、金が無ければ何も始まらないからな。おー、どうしたらいいですかねえ。来週から、ベルリン、パリをまわり日本に一度帰ります。日本でしばらく金策です。ここ何ヶ月かは久保田金策に名前を変えて頑張ります。

今回は、すごくFordの為に尽くした。何か見返りがあってしかるべきと思う。どうですか?Fordさん。今度サポートしてくれませんか?他の自動車会社の方々にも、今度聞いてみる事にします。人間は金が無くなったとき、本当の姿をさらけ出すものですが、あんまりさらけ出さない様これから努力です。とにかく、アイルランドを後にしたらしばらく充電期間をおいて、金策になります。

Fordトランジッド最終日 ダイジェスト 6

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北の漁場、望郷じょんがらの二曲が無事終わりました。じょんがらの方の三味線にあわせた、ゆっくりとした車回転のノイズは、どこに行っても人々の心を打つ様です。実際にフォードファクトリーが操業していた当時を知る年配の方が、かなり感動してくれたように見えたので、うれしいです。

「コーク市は今日も雨だった」という作品名をつけたのに、神様は何を考えているのか知りませんが、パフォーマンスの時だけ意味も無く超快晴にしてくれました。こんな天気は一年を通してもめったにないです。嵐の中で強行回転を少し期待していました。
(Photo Pauline Izumi Colin)

Fordトランジッド最終日 ダイジェスト 5
2008年10月10日

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エンジンがもうもうと白煙を吐き始めた。クラッチ板が焼けている。とうとうクラッチ板がすり減って、動力が伝わりづらくなってしまった。でもまだ飛行は可能。車が重いおかげで振り子の原理なのか、ぜんぜん止まらない。やっぱり演歌にはスモーク。わかっているなあ。
(photo Pauline Izumi Colin)

Fordトランジッド最終日 ダイジェスト 4

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Fordトランジッドがバリバリ廻りはじめたが、エンジンシャフトの回転数が早すぎるので、ベルトが激しくスリップする。今日は最終日なので、いつもよりベルトにテンションをかけておいた。が、すべる。クラッチを何度も切る。半クラッチ状態がずっと続いている。クラッチ板が熱を持ち始めた。やばい。

でもこれが最後のパフォーマンスだ。ぶっ壊れても構わないと思いアクセルをまわした。バンの回転は順調だ。これが男のロマンです。
(photo Pauline Izumi Colin)

Fordトランジッド最終日 ダイジェスト 3
2008年10月08日

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最終日のパフォーマンス応援のため(だとオレは信じる)、日本からマグロ漁船が二隻やってきました。
ここは地球の裏側、地の果てアイルランド。わからないと思うけど、これは奇跡的光景なのです。
漁師さん達がパフォーマンスを見に来てくれましたが、意味を説明するのが難しかった。彼らの様な人達がただ単純に感動してくれるなら、
本当は意味なんかどうだっていいんだ。

これは次の朝撮った写真ですが、この後彼らは給油と食料調達を終え、大海原へと出て行きました。

Fordトランジッド最終日 ダイジェスト 2

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コーク港に向かい、パフォーマンスの安全と力を貰える事を祈願して、「港の神様お願いだー」の掛声です。
当然、アイルランドの人達に意味がわかるわけは無いですが、何かを感じた様です。

Fordトランジッド最終日 ダイジェスト

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清酒の代わりに、コークの地ビール ビーミッシュをかけてやりました。
パブからパクって来たグラスに注いで、ゴクゴクと飲ませてあげます。
(Photo Pauline Izumi Colin)

神懸った日
2008年10月06日

昨日は最後のパフォーマンスの日だった。オレは晴れ男だが、いつも雨ばかり降ってるアイルランドだし、今回は嵐の中のパフォーマンスでも良いかなと半分思っていた。朝起きてみると、超快晴。こんな事はここコークに来てからほとんどなかった。ついている。今日は、アイルランド以降の自分の人生に勢いをつける為に、曲は北島三朗「北の漁場」に決めた。

パフォーマンス準備の為に早めに現場に行き、ボルトの弛みを締めなおす最終確認をした。振動でボルトは緩んでくるから、この確認を怠ると思わぬ事故につながってしまう。だんだん人が集まり始めた。結構前回のパフォーマンスが口コミで広がっているんだろう。ミックの親戚のジョニーがやってきたが、誰からの御土産か知らんが、頭に日の丸と「日本」と書かれた鉢巻きをしている。彼は前回のパフォーマンスにも来てくれていて、その後「カミカゼ」を連発していたので、何か影響を受けてしまったのかもしれない。とにかく頼もしいサポーターだ。

彼が港の方を見ながら「日本の船が来ているぜ」というので見てみると、なんと第十ナントカ丸という漁船が二隻も停泊しているではないか!日本人がぜんぜんいないし日本の船など見た事も無かったこのコークに、そんなのが偶然来ているのが驚きだ。船の周りをねじり鉢巻きをした本物の漁師さんが歩いている。オレは彼らに自分のパフォーマンスを見てもらいたかったので、柵越しに声を懸けてみた。「こんにちわ」「コンニチワ」とジョニーと叫んだが、多分彼らとしても、こんなところに日本人がいるとは思っていないのか、反応してくれない。彼らは多分シャイなんだろうということになり、柵を越えて船に近づいてみる事にした。

鉢巻きのオジさんは、佐藤さんという宮城の人で、マグロ漁に来ていると話していた。他に土佐の人もいた。こんな地球の裏側まで、彼らマグロ漁師はやってきている。まさにオイラの船は三百トンだ(マグロ漁の歌)。すげー。オレのフォードと北島三郎が彼らを呼び寄せたとしか考えられない程のジャストタイミング。こんな事があっていいのか。彼らにオレのパフォーマンスを簡単に説明し、見に来てもらった。と言っても船から作品まではほんの数十メートルだが。

今日の最終日は、さすがに沢山人が来ている。特別にフォードにビール掛け、久保田による「港の神様お願いだ」という特別木遣り歌を披露した。盛り上がっている。日本人漁師さん達もウケている。車が回り始めたが、今までの無理がたたって来たのか、クラッチ板から煙がメチャメチャ出て来て、演出効果抜群になっている。どうかエンジンよ止まらないでくれと祈りながら、二曲が終わった。「北の漁場」は、彼らマグロ漁師に捧げたつもりだ。観衆も満足げだ。とにかく神懸った日だった。忘れられない日だ。涙が止まらなかった。

Fordトランジッド回転成功 4
2008年10月04日

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(Photo Pauline Izumi Colin)

旧Ford ファクトリー
2008年10月03日

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水曜日のパフォーマンスも無事終了。後は日曜日の最終パフォーマンスを残すばかりとなった。
一局目を 「津軽海峡冬景色」坂本冬美に変えてみたが、やはり女性の声が入ると、演歌の歌詞がわからない人達にも馴染みやすくなるようだ。演歌の歌詞、それはしみじみ聞いてみると悲しいものばかりだが、一人異国の地にやってきて車を廻す為に作業する地道な時間は、それ無しでは語れない。田や畑を耕す様にゆっくりとしか進まない作業、地道な作業、それは実に演歌的なものである。居酒屋のカウンターで一人飲む酒。オレは結構そういう時間が好きだったし、今でも日本に帰ったらそれをしたい。そんな雰囲気の無い場所で、演歌を聞く事だけがそれを思い出させてくれる。ここコークは雨か曇りの日が多い。そんな日はスタジオの帰りにパブに寄る。アイリッシュにはアイリッシュの酒の楽しみ方があるけれど、オレは日本人、そんなにすぐにそのスタイルに浸れない。居酒屋が恋しい。その思いをぐっとこらえてこの半年を過ごして来た。これからの人生、オレはどうやって生きて行ったらいいんかなあ。車を廻すという事にいったい意味はあるんか?こんな事で怪我をしたり死んだらどうするんだ? 

ぽつり ぽつりと ふりだした雨に 男はなぜか女をおもう 「酔歌」吉幾三

銭の重さをかぞえても 帰るアテはない 200海里をぎりぎりに 網をかけていく 北の漁場はよー 男の死に場所さ 「北の漁場」北島三郎

いろんな歌がそんな時間を支えてくれた。
この写真は現在の旧フォードファクトリーの様子。今は寂れているが、最盛期は何千人もの労働者の活気で満ちていた。今度の日曜日、いろいろな雑事は全て忘れ、パフォーマンスに集中する。彼らの力を蘇らせる。

Fordトランジッド回転成功 3
2008年09月30日

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ギアの切り替えとクラッチ操作が、盛り上がり方の勝敗をわけるのです。クラッチ板から煙が出ています。
構造的には危険が無いと確信していますが、どうしても主催者側がどこでも柵を作りたがるのが残念です。
(Photo Pauline Izumi Colin)

Fordトランジッド回転成功 2

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急遽ふんどし決定。これが日本の男です。
(Photo Pauline Izumi Colin)

Fordトランジッド回転成功

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秋晴れの空のもと、予定時間きっかりに回しはじめました。やはり、この車はごっつくて重い。土台から何から、今まで回して来たサイズの1、5倍の大きさだ。あまりの大きさに、やはり初めは人力で回さなければならなかった。体ごとぶつかってフォードを3回押し、やっと動き始め、その反動を利用してエンジンから軸へと動力を伝えた。ベルトが激しくスリップして、なかなか回転までいかない。こんな事は今まで無かったが、これが大型車の醍醐味というもんだろう。

無事回転したが、エンジンがかなり苦しそうだ。歯車のサイズと回転スピードがマッチしていないせいだ。このエンジンなら裕に車体を回せるが、力のバランスというものが全てを決める。この辺は、今までの経験と魂でカバーする。二曲が終わり、観客はかなりウケている。どうやら成功した模様。初日はやはり自分が酔える所までは達しないものだ。はたしてフォード労働者達の魂を呼び起こす事ができただろうか。とりあえず成功だ。次のパフォーマンスは水曜日だが、津軽海峡冬景色(坂本冬美)でもかけてみるかな。

(Photo Pauline Izumi Colin)

組立中
2008年09月24日

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今日はパフォーマンスをするドックランドに作品を運搬、組立をしました。この間の日曜日に、この場所があまりに汚くて散らかってたんで、徹底的に掃除をしたのですが、木製パレットとかパイプとか、重いものを思いっきりぶん投げていたせいで、かなり厳しい腰痛になっている。おじいさんの様な歩き方をしているので、周りの人から心配されているが、休んでいる暇はない。とにかくやらなければならないのです。アイルランドの人は、鎮痛剤を持って来てくれたり、いろいろ運んでくれたりと、結構やさしいです。

ここ何日か、今までがウソの様に晴れているんで気持ちが良いが、パフォーマンスの日まで続いてくれると嬉しい。今のところ、奇跡的にパフォーマンスをする時に雨が降った事は一度も無いので、記録を伸ばしたいですが、ココはアイルランドなんでかなり厳しい。そんな事より生きて帰って来る事を考える事が先決。ボルトを千切れそうな程締めている。

それにしても、オペレーター付きクレーンで組み立てたのはこれが初めてだ。今までは自分でやっていたからな。スポンサーってのは素晴らしいですねえ。フォードにもお金出してもらえる様に頼めば良かったよ、ホントに。そういう事が出来る人間になりたいものです。この数日は、じぇんとるまんは止めて、鬼にならなければいけません。

Irish Examiner
2008年09月21日

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アイルランドでも堅い(かたい)新聞(しんぶん)、アイリッシュイグザミナーにフォードトランジッドの記事(きじ)が載った(のった)ぞー。コーク市(し)で一番(いちばん)有名な(ゆうめいな)日本人(にほんじん)への道(みち)近し(ちかし)。

明日も(あしたも)取材(しゅざい)が来る(くる)らしいよ。テレビもこないかなあ。

今日は(きょうは)訳(わけ)あってフリガナ付き(つき)です。

Culture night in Cork
2008年09月20日

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芸術の秋とか言いますが、今週はここコーク市ではいろんな文化的イベントがあります。今夜は、美術館、ギャラリー等が開放されてタダで入れたり、いろんな所でオープンアトリエをしている日です。スカルプチャーファクトリーは、港湾地区で立体作品のイベントをやっていて今日がオープニングでした。タダ酒も飲めるし、パーティーには勿論参加。

普段スタジオで、このイベントに参加しているアメリカ人作家イニゴに、タバコを吸いながら、どっから来たの?とか、ふーんとか、ただのオッサンだと思い軽口をたたいていましたが、今日になって彼は、今年のドクメンタで暗室の中に鉄で作った巨大トレーラーを展示していたアーティストだと知り、水戸黄門状態です。写真の作品が彼の作品で、Wheater stationとかいう題名で、中に風圧測定機とか、気圧計が入ってます。シカゴではエラい先生なそうな。知らんかったー。ドクメンタとか出ちゃうとやっぱ世界中から引っ張りだこみたいです。金も出るし、作品も依頼して誰かが作る。今度日本にも来るそうな。いいですなあ、そんなふうになりたいものです。

とりあえずしこたま飲んで、来週から始まる車回しの事を忘れて楽しめました。

日本男児からジェントルマン
2008年09月14日

アイルランド入りしてからもうすぐで半年になる。環境が変わればやはり人の考え方も変わるもんですが、日本の習慣と西洋の習慣が、完全に違うなあと最近になってやっとわかるようになってきた。気がつくのが本当に遅いが「気がつかない、気が利かない」という性格の人間には時間が必要なのです。

やっぱりオレは男尊女卑の国から来たわけで、こっちは全く反対なわけだ。オレに着いて来いというより、女性の為にドアを開けて待ってあげてなければ格好いい男とは言えないのだ。料理の一つや二つ普通に作ってあげられるようでなければならない。限りなく女性に対してジェントリーである事が求められる。只今修行中。

初めはやはり抵抗があったが、今はそれもなかなかいいじゃないかと思う様になった。すごい進歩だよ、オレにとっては。日本男児である事は止めるわけにはいかないが、ジェントルマンな日本男児を目指してみようと思う。その方がいろいろと学べる事が多いし、そっちのがモテるしな。日本男児は西洋では女性にぜんぜん人気ねえ。チンコが小さいくせに威張っているとか言われている。いいところを残し、イメージアップを図るぜ。

Ford ファクトリー跡地
2008年09月09日

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今日、今月後半から車を回す場所を下見しに行きました。1987年までFordが車を作ってた場所だ。横には川が流れていて船が接岸できるので、ここら辺の人は、Docklandと呼んでいる。今では、工業関係の店舗や倉庫、一部アーティストのアトリエとして使われている。この広場には、出来たばかりのピカピカの自動車が並んでいたというが、今ではそんな事はウソにしか思えない。

それにしても殺風景な場所だ。これから高校生の決闘が始まったり、暴走族の集会、コンクリート詰め殺人ドラム缶が落ちていても不思議でない様な・・・。よくオーガナイザーの人の話しを聞かないで、勝手にここだと思い込んで来たのだが、本当にここで良いのだろうか。さあ、よくしらねえな。オレは人の話しをうんうんと聞いたふりをして、ぜんぜん聞かないタイプの人間です。最近では、コークの人達もそれに気がついて来た様です。

パフォーマンスの時、このコンクリートの隙間から生えている雑草を抜くべきか否か、今そんなくだらない事で悩んでいるのは、とても幸せな事かもしれません。そんな事より、ここに観衆は来るのでしょうか?何処ででも誰とでも闘うと猪木は言っているし、オレも作品に酔えればそれでいい。でも、少しは人が来た方がいいな。ここは巌流島ではないし。とにかく、あと2週間でArt Trail2008(オレが参加する展示)が始まる。

草抜いた方がいいかなあ、ちょっとはマシになるかもしれんしな・・、う〜ん(ホントはどっちでもいい)。この侘び寂び?は、ヨーロッパ人にはわからんだろうなあ。

重い、重すぎる
2008年09月06日

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この野郎にアルゼンチンバックブリーカーをかける日が、刻々と近づいて来ている。センターにシャフト(軸)を通し、土台に載せてみた。でかい、でかすぎる。周りの人達がその様子を見守っているが、やっている本人の方がホントはかなり怖い。見た目、何かがおかしいとオレは感じた。中に入って確かめてみたところ、あまりの重さにシャフトが曲がっている。これはただ事ではない。

ベルリンのトラバントと同じ径のシャフトを使っているのだが、今回の車はその2倍の重さはある。ここアイルランドは工業国では無い。ベルリンの時の様に、ちゃんとした硬質のマテリアルであるとは限らない。自分の背骨が折れてしまったら元も子もない。慣れて来た頃、オレは必ず事故る。これは定説です。植村直己と神様は、それを知ってます。

対策を考え、軸を支える為の構造を作りなおす必要に迫られている。くっそー。
昨日、エンジンの方はオジさん達の助けにより無事作動してホッとしたのも束の間、次なる難題がボクにのしかかってきます。誰かたちゅけて〜。

ケリー 4
2008年09月05日

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このレジデンスに4日間滞在させてもらいましたが、当然何か作品を作らなければならない。そしてタダで泊まらせてもらう代わりにその作品を寄贈する事になっている。オレは彫刻家だ、一応。でも何も道具を持って来ていない。おまけに彫る為の木など落ちてない。その辺に落ちているモノでヘッポコなインスタレーション風な作品だけは作りたくない。ドローイングという手もあるが、ありきたりすぎる。

考えたが、なかなか思い浮かばない。しかたがないので散歩をするが、落ちているものは石ばかり・・。という事で石を使って作品を作る事にした。材料 石、道具 石(主演 勝新、監督 勝新、歌 勝新のように)。道具となる石は、少し固めのものを用意。そしてひたすら削り続ける事5時間、作品が出来上がった。

またかよと言わないで。それは男根、日本の心。道祖神風にしてみました。
これを作る前、飢饉の時に餓死した子供達の墓や、修道院に行ったが、これと同じ様に石を削って作った石碑を多く見ました。これで、世界男根マップにまた一つ仲間が増えました。

(Photo Pauline Izumi Colin)

ケリー 3
2008年09月04日

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スケリッグスマイケルに船がやっと到着、気持ち悪くなりながら石段を上ります。急坂なのでほとんど登山の様です。足を滑らせたらマジで危険な所で、日本の観光地の様にちゃんと柵があるわけではない。現に崖から落ちて死んだ人もいるらしい。2、30分登り、やっとてっぺんに到着。

巨大かまくらの様な修道院がいくつもあります。このドーム型石積み建築は、どうやって作るのかいつも気になる。内側に木で型枠を作るのかなあ。でもここには木はぜんぜん生えてねえけど。日本人のボクは、怖くてこのかまくらの中で生活はできねえな。地震が(ここは無いんだろうが)こわい。こんな風が吹きっさらしの、土もろくに無い様な所でよく生活していたものだ。ガイドの人の話しでは、修行僧達は羊を飼ったり鳥の卵を食っていたらしい。小さな菜園もあったとか。

信仰の力とは凄いものですなあ。

ケリー 2
2008年09月02日

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西暦600年頃カトリックの修道士達が、孤島に教会を作り住んでいました。スケリッグマイケルという名前の島で世界遺産になっているそうです。ボートを予約し近くのバリンスケリッグス港まで歩きました。この日は雨は降っていなかったけれど、外海は荒れていて、気持ちが悪くなりました。釣り船でかつて悪夢を経験した(撒き餌しまくりの6時間)ので、その記憶も手伝って気分が悪かったです。

スケリッグマイケルの隣の島(写真)は、カモメの巣と化していて、糞の匂いでたまらなかったです。それにしても、こんな絶海の孤島によくも教会を築き、棲み着いたものだ。日本の修験者の様に彼らは人里離れた場所で修行し、ここでギリシャ語の聖書の研究に明け暮れたらしい。そうしてキリスト教原理主義者となり他のヨーロッパ各国へ伝導に出かけた。でも、あまりの純粋さゆえ、新しいキリスト教の流れに取り残された彼らは、周りから疎まれ最終的に、クロムウェルによって皆殺しにされてしまう。

ケリー 1
2008年09月01日

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ここ何日か、ホームステイ先のミックが、アイルランドの田舎の村にあるアーテイストインレジデンスに行っているので、そこを御邪魔させてもらいました。アイルランド西南、ケリーという地方で、自然が力強く感じられる場所です。バリンスケリッグスという店が全然ない町の外れにそのレジデンスが存在します。

この辺の産業は、放牧と観光で成り立っているような所で、畑はほとんどないです。英語ではなくゲール語を話している人もいます。かつてヨーロッパ大陸をローマ人によって追いやられたケルト人が、最後にここにやってきました。だからスタンディングストーンや遺跡も多いです。西暦600年頃には、カトリックの教会が孤島等に作られ重要な意味を持ちました。そこにも行って来たんで、今度写真載せます。ピューリタン革命のクロムウェルが、ここの修道士達を虐殺したので、ここの人達は、彼を今でも憎んでいる。

1800年代に起こった飢饉では、沢山の人が死んだようだ。ここは、マジで食べるものが育たないしな。
羊と牛だけはいっぱいいる。写真の中に見える石垣で出来た柵は、今では壊れて意味を持っていないけれど、遺跡として見てみると、この大自然の中で妙な存在感がある。この日は晴れているが、他の日は曇りか雨、霧につつまれている。

つまらない者です
2008年08月27日

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フォード トランジッド マフラー付近解体中に、まことに珍なオトモダチの登場です!
これは、ちゃんとした車の部品です。ヤラセではありません。

この世に存在する多くのものが、男根に見える様になり久しいですが、なかなかの存在感です。
「崖の上の ポニョ」改め、「さまよえる男 チンチン」と名付け、家に持って帰る事にします。

コーク市は今日も雨だった
2008年08月24日

曇り空、雨が降るのか止むのか、どちらとも言えない状態で続いている。今日は夏なのにマジで寒い。
部屋の暖炉に火を入れて今日は暖まっています。いやでも自然の存在を感じられる場所だ、ここは。
別に雨でも晴れでも、オレはどっちでも楽しめる性格なので、気にはならないが、コーク市民の話題はやはり
このアイリッシュサマーへの不満話が多い。

最近、シャフトの棒も届いたしフォード トランジッドの作業も進んできている。そろそろ定番のカラオケソングの選定時期に入ってきているわけだが、これはいつも、現地に来てからの気分でしっくり来たものを選ぶ様にしている。ベルリンで使った歌をそのまま使うのは能が無いし、オレ自身が盛り上がらない。オレが盛り上がって、観衆も初めて感動するものだと信じる。

最近、前川清の「長崎は今日も雨だった」が頭から離れない。これは神の降臨に違いない。中国語のテレサテン バージョンもあるけどな。それにしてもゆっくりな曲だな。腕の見せ所だ。

    いとしの人は何処にいるのか
       行けどせつない石畳
         おしえて欲しい街の灯よ

旋盤
2008年08月21日

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あいかわらず晴れているかと思いきや、いきなり土砂降りになるアイリッシュサマー続いています。おまけに寒いときている。日本は酷暑と聞いてますが、一日だけそれ経験したい気分です。今日は、フォード トランジッドの心棒を加工する為に、コーク郊外の旋盤屋さんにやってきました。スカルプチャーファクトリーのアシスタント ジョンの運転でそこまで行ったのですが、まわりはほとんど牧場で、そんな工場があるとは思えない場所だったんで驚きました。

10年前にはじめて車を回した時には、心棒と歯車(プーリー)を無理矢理に溶接するという野蛮な事をしていましたが何度かやっているうちに、人並みに旋盤で溝を切って、鉄の棒をはめ込む事を覚えました。それだけの事で、何か自分が知的な生物になったように思えます。オレは単純です。もう大人です。スカルプチャーファクトリーには旋盤が無いので、このオジさんの工場までやってきました。スカルプチャーファクトリー スタッフ ドナーの友達らしいです。

エンジンからなにから、まわりのオジさん達にアドバイスしてもらって何とか進んでいる。何故かオレは職人をしているオジさん達と気が合う。オレの英語はろくでもない代物だが、別に深い会話は必要がない。だからぜんぜん上達しない。これではダメだと思うが、やる気はない。オレたちに込み入った会話なんか必要ではない。今日は頑張ってなんか疲れたんで、パブに行きビーミッシュ(コークの黒ビール)を二杯飲んで家に帰った。それでいい。

強者
2008年08月17日

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今日は、作品に使うエンジンのバッテリーを充電する充電器を、アイリーンの姉ちゃんの旦那ジョニーがタダでくれると言うので、彼の家に行って来ました。彼は、頭にオレと同じ場所に傷があり、それも酔っぱらって自転車で壁にぶつかって怪我をしたのもオレと同じという、似た様な事をしているのでお互い親近感がある。彼の作業小屋に連れて行ってもらったが、なんか今もサッカーで足を怪我しているらしいのだが、かなり元気だ。

どうもこのスーパーマシンを見せたかったようだ。見ての通り、チャリにエンジンがついている。仕事場まで10キロあり、坂道で辛いから作ったと言っていたが、身近にこんな本田宗一郎みたいな事をする人がいるのには驚いた。怪我をしているのに、はりきってエンジンをかけてくれた。どうも本当に職場まで行っているようだ。でも、オリジナルではなく、ネットで中国製のキットを200$(安い!)くらいで買ったらしい。そんなもんがあるのが驚き。

日本ではあんまり見かけないけど、ヨーロッパでは自分で車のエンジンを直すのが普通の事だ。ジョニーは車検も自分で通すのだそうだ。古いTriumphもレストア中だった。オレも最近かじってきているから、これからは直せる男になりたい。(男 それはいったい何なのか、最近悩み中)

NSF(National Sculpture factory)改良工事
2008年08月13日

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今日は、コークにあるNSF(国立彫刻工場 直訳!)の新規改良工事についてのミーティングがあったんで、出席させてもらいました。この街にはアーティストが沢山いる。このミーティングにも多くの作家や関係者が集まりました。というのも、新規改良の設計プランに反対意見の人がかなり多いから。

新規プランでは、伝統的な手法(鉄、木、ブロンズ、セラミック、プラスチック等)のスペースを削り、メディアアート用のスペースをかなり設ける事になっている。ギャラリースペースやライブラリーもある。本来の彫刻用の空間は狭くなってしまうわけだ。だからここを長く使用している作家は反対している。彼らは反対意見を書いた抗議書を作り、同意する人のサインも集めている。オレも、サインを求められ、義理と人情とやせ我慢でサインしてしまった(いけねっ)。

でも実際、現在の状況では、ヘンリームーア調の椅子を作ってたり、指輪、工芸品みたいな壺を作ってたりする作家が大半なので、ナショナルクラフトセンターに名前変えたほうが・・、とも思っていた。家賃が安いから居座っちゃってる人達がいる。だから工房の雰囲気も古くさく、若い作家があんまりいない。最近の時代の流れなのか、ヤングピープルは重労働を好まないから、彫刻するヤツなんてあんまりいない。みんなメディアアートに走っている。でもそれは彼らがリアリティーを感じているんだからしょうがないだろう。運営側は、わけのわかんねえ老いぼれ居座りジジイババアを追い出し、そういうヤング共をファクトリーに集めようという作戦なんだろう。オレにはわかる。

まあ、それもいいだろう。若いのを育てた方がいいに決まってるしな。でも御老体には、新しく大自然の中で場所を新しく探せというのも、厳しいだろうから、何か妥協案が必要だとも思う。それにしてもこの国のアーティストはいいよなあ。こんなに至れり尽くせりで国が世話してくれるんだもんなあ。いいか悪いかオレはよく知らねえけどね。オレは通りがかりの遊牧民だよ。

まあ彼らも、自分で雨水をタンクに集めて使う段階から始めりゃあわかると思うよ。しかしアイルランドより金持ちで、工業も何もかも発達してる国のアーティスト(ボク達 竹槍久保田組スタジオ)が、雨水使ってるのもどうかと思うぜ〜、どうなんでー。

作業状況
2008年08月09日

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久保田組、本日の作業内容はラジエーター破損部の修理、アクセルワイヤーをベルリンから持って来たハンドルに繋げる作業、キーシリンダーのハンドルへの取り付け、人員1名、手元足下に注意、以上です。ヘルメットは良いか〜、アゴヒモは良いか〜、足下は良いか〜、今日も安全作業で頑張ろー、オー。(わかる人とわからない人がいると思いますけど)。ベアリングとシャフトも注文したから、ここから先は結構先が見えて楽しい。給食で残しておいた肉を食う時間です(わかる人とわからない人がいると思います)。

とりあえず、毎日特にアーティストとして物事を考えることはなく、ただひたすら作業を続ける