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久保田組スタジオ物語 第七章
2006年06月09日

工事現場で使っていた、古くなった鉄板を買った。20枚程。たしか4x8(120cm X 240cm のこと)を15枚、5x10(150cm x300cm)を2、3枚だったと思う。鉄の厚さは15ミリくらい。ともに、半端ではない重さだ。もちろん手で運ぶのは不可能なので、この土地の持ち主である大森さんに頼んで、でかいユンボ(パワーシャベル)を持ってきてもらった。5x10の方の鉄板は、とてつも無くでかく、業者の人は ゴットウ(5x10だから)と呼んでた。まさに ゴットウ という響きがふさわしい存在感があるシロモノ。一枚で500kg以上あるだろう。

鉄板を徐々に並べていく事にした。アトリエの地面になる部分なので、水平に並べていかないといけないんだけど、そのころのオレはバカだったので、地面をあらかじめ平にならしておくのを怠っていた。だから、鉄板は凸ボコに波打ったかんじになってしまった。少しでも水平になるように、スコップで慣らします。でも、あまり変化はなかった。アホだな〜、という感じで見ながら、ユンボを運転してる大
森さんの前で、オレと、手伝いのHさんは、ああでもないこうでもないと、やっていた。

ゴットウを敷く番がきた。あまりデカイんでコワイ。3メートルもあるんだよ。ワイヤーでぶらさげて、移動したが、ユンボが不自然に揺れてた。次の瞬間、ユンボが傾いて、大森さんは、運転席から飛び下りた。ユンボがぶっ倒れ、ゴットウは、ばったーん、と地面に落ちた。オレはションベンをチビりそうになりながら逃げて無事。ゴットウのあまりの重さに、大型ユンボも対応できなかったようだ。誰もケガしないで良かった。スローモーションのような光景。

なんとか、ユンボを起こして、作業を終わらせた。帰りに、スコップが一丁無いので、探していたら、ゴットウに潰されて、スルメのように真っ平らになった、変わり果てた無惨な姿で発見される。思い出す度にコワイ。

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